寺子屋あじさい

どんぐり算数問題と日々のこと@横浜

お手伝いのススメ

子どもには年齢に関係なくお手伝いをさせてあげてください。
危なくて見ていられなかったり、結局もう一度やる羽目になって自分でやるより時間がかかったり、わたしなど頼んでおきながら大きな声で注意してしまったり、3人いるとやりたいことを奪い合ったり競争したり、もう目も当てられないことも多々ありますが…。(笑)

それでも子どもたちはどんな新しいおもちゃより甘いジュースより、母の、父の、「ありがとう」に嬉しい顔を浮かべていると思うのです。

最初の頃はシールや判子でその気にさせていましたが、あまり意味はありませんでした。洗濯物畳み1回につき3円なんていうお小遣い制度も導入しましたが、こちらも長くは続きません。そんなものどうでも良くなるのです。

「母がお願い!」したことが、「できた!」ということに勝るものは何もありません。人に頼りにされ、必要とされ、できることが増えていき、認めてもらえる、ということ以上に欲しいものがなくなるのです。それをまず家庭のなかで経験させてあげてください。外で感じる前に家族がその喜びあげてください。本当に人の心を育てるのだなぁと日々感じます。

習い事や集団生活も大切ですが、食事はどのように作られ、汚れた服はどのように仕舞われ、お風呂はただお湯を溜めているだけではなく、ゴミはゴミ箱からどこへ行くのか、生活のなかにある些細なことも伝えられます。

人からものを教わるときはどうすべきか、人の役に立つということはどういうことか、最初から最後の片付けまできちんと一仕事するということはどういうことか、親の手で教えることができるのです。それを身につけた彼らは誇らしげです。どうか御両親独り占め、ふたり占め、してください。わたしも含め教え方は日々勉強です。f(^_^;